21.カニャクマリ

インド亜大陸の最南端にある町である。最初は特に訪れてみようとは思っていなかったが、旅の途中で時々耳にしていたその地名が段々と気になってきたので、せっかくだから行ってみることにした。はるばると果てまでやって来たぞ、という気分にひたれると思ったが、海岸沿いにはへんてこな建造物や像などが点在しており、どことなく趣味の悪いテーマパークのようであった。しかしそれでも東を見ても海、西を見ても海、南を見ても海、というシチュエーションはなかなかのものだった。とびきり美しい夕焼けを見ることができたので、それだけでも来てよかったと思った。