わが家が長野県大町市に移住することになったきっかけ

移住のきっかけ

こんにちは!2019年3月に家族そろって東京から長野県大町市に移住してきたしゅーいちです。

出来るだけリアルタイムでブログを更新していくつもりでしたが、気がつけばすでに10ヶ月も経ってしまいました。

詳しいプロフィールにも書きましたが、ここで改めて我が家が大町市に移住することになったきっかけをご紹介したいと思います。

移住のきっかけは娘の山村留学

大町市に移住する理由としては、よく「山が好き」「スキーが好き」「環境や景色がいい」といった理由を聞くことが多いですが、我が家の場合は、娘の山村留学がきっかけでした。

もともと田舎暮らしがしたい、環境のいいところに住みたいという気持ちはありましたが、縁もゆかりもないところに飛び込んで行くことは考えていませんでした。
そのため娘の山村留学を通じて、大町市と縁ができ、何度も大町市に足を運ぶうちに大町市の魅力にはまったことで、今回の移住が実現したと言えます。

山村留学は全国各地で実施されていますが、なぜ長野県の大町市を選んだかというと、この大町市が山村留学発祥の地だからです。
長野県に対する漠然とした憧れも背景にあったと思います。

大町市で育てる会が山村留学を始めてからすでに40年以上経っているため、実績は十分にあります。
せっかく子どもに山村留学させるのであれば、一番歴史の長い大町市がいいのではないかと考えました。

参考 日本初、山村留学をつくった育てる会育てる会

実際に山村留学先として大町市に決めるにあたっては、出来る限り情報を収集し、体験留学にも参加しました。
他に長野県で育てる会が運営する大岡ひじり学園も候補にあがりましたが、実際に体験留学で訪問した現地の小学校が決め手になりました。

他の県や他の団体が運営する山村留学に関しては、あまり情報を集めたり、体験留学に参加したりしていないので比較はできませんが、実際に1年間を過ごしてみて、この選択は間違ってなかったと考えています。

山村留学を継続すべきかどうか

山村留学は、ここ大町市では半数以上が2年以上継続することが多いです。
1年目はどうしても環境に慣れるのに時間がかかり、様々な活動についていくのが精一杯で、消化不良の状態になってしまうので、2年目も継続することで、より充実した時間を過ごすことが出来るということです。

うちもできれば1年で終わらせるのではなく、2年継続させてあげたいという気持ちがありました。
しかし、2年継続させるためには、いくつか大きなハードルがありました。

1つは移住は山村留学を修園してからもという、育てる会の方針があったこと。

もう1つは弟と妹の存在、ひいては家族のあり方の問題がありました。

4月に山村留学が始まって、同じ年の6月にはすでに移住の構想が芽生え始めていたので、当初は家族は移住して長女だけ山村留学を継続することを考えていました。

移住は山村留学を修園してからという育てる会の方針を知ったのはずいぶん後になってからだったので、それを知った時には大いに悩み、妻と何度も話し合い、いくつもの選択肢を検討しました。
その選択肢の中には、移住を1年延期しすることも含まれていました。

山村留学を継続させるべきか否か。
相当悩みましたが、結局2つ目のハードルである家族のあり方を突き詰めて考えた結果、山村留学は継続せず、家族そろって大町市に移住することに決めました。

ちょうど弟が次年度に小学校に入学するタイミングだったこと、できれば弟も長女と同じ学校に通わせてあげたかったこと、家族バラバラで過ごすのは2年は長すぎることなどの理由から、我が家としては家族そろって大町市に移住し、新しい生活をスタートさせるのがベストだと判断しました。

山村留学は長い子では小学生から中学生まで5年ほど継続する子もいて、兄弟がいる場合、親戚のお姉さんのような関係になってしまうこともあるようです。

継続させるか否かを決めるにあたって難しかったのが、娘と話す機会があまりないということでした。
結局うちの場合は、ほぼ移住の話がまとまってから、事後報告のような形で娘に移住の話をすることになりました。
結果として長女からは「いいね」という前向きな反応があったので、ほっと胸を撫で下ろしました。

山村留学を修園してからも続く関係

山村留学を修園しても大町市に移住し、山村留学で通っていたのと同じ学校に通うことで、家族そろって山村留学のような生活をスタートさせることができました。

畑や田んぼで作業したり、猿を追いかけたり、薪割りをしたり、地域の活動に参加したり、雪遊びをしたり、東京にいた頃は出来なかったことが、ここでは日常の生活としてあります。

田植えの様子

山留センター前の棚田で田植えをする子どもたち

山村留学を修園しましたが、山留センターから近いため、週末の活動に参加させてもらったり、山留生の個人体験のためにボランティアで竹細工の指導をしたり、収穫祭のお手伝いをしたりと、いろいろな場面で山留センターとの関係が続いています。

また、山村留学で通っていた学校の保護者とは、修園後は地元生の保護者として、より深く関わることができるようになりました。

これらの山留センターや学校の保護者の存在があったからこそ、知らない土地に飛び込むという感覚ではなく、安心して移住を進めることができたと思っています。

移住に関する情報収集に!
地方創生プロジェクトに会員登録して気になる自治体を登録しておくと、個別に最新情報を取得することができます。各自治体が発信する情報を、いち早く受けとることが出来る為、移住先の選定に役立つと思います。


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