こんにちは!移住先で理想の物件を地元の不動産屋さんのホームページで見つけたしゅーいちです。
移住を考えている時に住む家をどうするかという問題に頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか?
買うのか借りるのか、新築か中古か…
なかなか悩ましい問題だと思います。
うちは住環境には特にこだわりたかったことと、仮住まいはしたくないということから、最初から買う前提で家を探しました。
でも、考え方は人それぞれ。
まずは賃貸で何年か暮らして、その土地に慣れてから家や土地を買うという人の方が多数派のように思います。
買うにしても借りるにしても、なかなか理想とする物件に出会うのは難しいですよね。
いい物件との出会いは一期一会です。
理想の物件に出会うのに数年かかるケースもよくあります。
掘り出し物の物件はなかなか出てこないので、移住を考え始めたら出来るだけ早く住む家を探し始めましょう。
ここでは、移住先の物件を探す時に役に立ちそうな情報を実際の経験を交えながらまとめてみました。
しゅーいち
目次
空き家バンク
移住先の物件を探す時、最初の選択肢として移住先の自治体が運営している空き家バンクを活用する方法があります。
空き家の有効活用を通して「地域内外の住民交流の拡大」および「定住促進による地域の活性化」を推進することを目的とし、全国各地の自治体が取り組みを進めています。
(「楽園信州空き家バンク」より引用)
全ての自治体にあるわけではありませんが、多くの自治体が空き家バンクを運営しています。
移住先の自治体が決まっている場合は、移住先の自治体の空き家バンクを探すのが早道です。
インターネットで公開されているので、まずは情報を集めるのに便利ですね。
空き家バンクの担当者が未掲載の物件情報を持っている場合もありますので、直接聞いてみるのも手です。
移住先がまだ決まってない場合は、全国版の空き家バンクや地域のポータルサイトもあるので活用してみてください。
参考 全国版空き家・空き地バンクat home 参考 空き家バンクLIFULL HOME'S 参考 楽園信州空き家バンク長野県 移住者向け空き家ポータルサイト地元の不動産会社
やはり多くの情報を持っているのが、地元の不動産屋さんでしょう。
最近はネット上で不動産情報を公開している不動産屋も多いので、ネットで探してみましょう。
中古物件を探している場合、築年数が古い物件は資産価値がないものとみなされるので、古屋付きの土地として売りに出されていることが多いです。
古民家をリノベーションしようと考えている人は、古屋付きの土地を探してみるのも手です。
更地になっている土地よりも、解体費や造成費がかかっていない分、安くなっている可能性が高いです。
古屋付きの物件は安くて不動産屋さんにとって旨味のある物件ではないので、こちらから聞かないと不動産屋さんからは積極的に紹介してもらえないと思います。
また、欲しいと思った土地や空き家が見つかった場合、不動産屋さんによっては、物件の持ち主と交渉してくれることもあるようなので、ダメ元で聞いてみるのもありだと思います。
中古物件を多く扱うネット上の不動産情報
インターネット全盛の時代なので、ネット上には不動産情報があふれています。
R不動産やR-storeなど、特色のある物件や面白い物件を多く扱う個性的なサイトもあるので、ちょっと変わった物件を探している場合は、掘り出し物の物件があるかもしれません。
特にR不動産は東京R不動産以外にも山形や房総、鎌倉など全国各地でR不動産を運営しているので、地方での物件探しにも使えそうです。
参考 全国のR不動産real local 参考 東京・神奈川・千葉・埼玉・福岡のデザイナーズ・リノベーション・おしゃれな物件探しはR-STORER-STORE移住関連の雑誌
移住や田舎暮らしをテーマにした雑誌には、地方の物件を扱っている雑誌が多いですね。
雑誌なので、インターネットに比べると情報の鮮度は落ちますが、掘り出し物の物件が載っていることもあるので、是非チェックしてみてください。
また、雑誌の場合は、その地域の情報も合わせて載せている場合が多いので、移住先を探す時にも役に立ちますね。
有名どころとしては「田舎暮らしの本」があります。
建築設計事務所や地元の工務店
案外知られていないのが、建築設計事務所や地元の工務店です。
自分の希望を伝えて、土地探しから一貫してサポートしてくれる設計事務所や工務店もあるので、アプローチしてみる価値はあります。
特に住む家と土地にこだわりたい人は、自分のイメージに合った設計事務所や工務店を探して、そこに土地探しもお願いすれば、より理想的な住環境が得られるかもしれません。
設計事務所や工務店は色々と伝手を持っているので、自分で探すよりも条件のいい土地が見つかる可能性が高いと思います。
設計事務所や工務店にお願いする場合は、土地を探して家を新築するケースが多いと思います。
設計事務所に依頼するのは敷居が高いと感じる人も多いと思いますが、実際にはそれほど敷居は高くないので、是非検討してみてください。
どこに頼めばいいか分からない人は、建築や住宅関係の雑誌を見てみてください。
例えば、以下のような雑誌は参考になると思います。
長野への移住を考えている人は、「信州の建築家とつくる家」や「住まいnet信州」あたりは大いに参考になると思います。
また、最近ではインスタグラムで古民家のリノベーション事例を紹介している建築家や工務店も結構あるので、インスタグラムで「古民家リノベーション」「古民家改修」「空き家再生」など関連がありそうなタグで検索してみるのもありです。
より鮮度が高い情報が得られるかもしれません。
定住促進住宅
名称は色々あると思いますが、地方の自治体が定住促進を目的として格安の家賃で住宅を用意していることがあります。
あたりハズレはあると思いますが、新しい住宅の中にはなかなか素敵な住宅もありますので、チェックしてみてください。
何年か住めば買い取りもできるものもあるようです。
ただ、自治体が運営する住宅なので、色々と入居条件があるのでご注意ください。
お試し移住(クラインガルテンなど)
自治体によっては、移住を考えている人向けにお試し移住用の住宅を用意していることがあります。
お試し移住は短期のものが多いと思いますが、1年単位で借りられるクラインガルテン(滞在型市民農園)を用意している自治体もあります。
年間通じて畑をやりながら住宅に泊まれるので、季節の移り変わりを体験することができます。
特に寒冷地への移住を考えている人にはありがたいですね。
クラインガルテンは通常複数の住宅で構成され、地元の農家さんによる農業指導が入るので、クラインガルテンを通じて移住希望者との繋がりができたり、地元の農家さんと知り合えたり、メリットが大きいと思います。
お試し移住をしながら、理想の土地や物件を探すのもいい方法だと思います。
移住アドバイザーや先輩移住者
ベテランの先輩移住者が移住促進のためにアドバイザーとして活動されているケースがあります。
ベテランの先輩移住者のところに情報が集まっていることもよくあるので、家を売りたいとか貸したいと思っている人がいないか聞いてみてもいいと思います。
また、移住者はカフェやレストラン、宿をやっていることが多いので、長く営業を続けている店や宿に行ってみてオーナーさんと仲良くなりましょう。
その土地に根ざした先輩移住者のところには、地元の人からの情報が入ってきますので、耳寄りな情報を持っているかもしれません。
地元の人
やはり一番情報を持っているのは、地元の人ですね。
地元の人と知り合いになるには、色々なケースがあると思いますが、例えば農家へのホームステイや田植えなどの農業体験のイベントなどに参加してみるのも一つの手にだと思います。
先にご紹介したお試し移住など、ある程度の期間、滞在できた方が、情報は入ってきやすいと思います。
実際に地方には空き家がすごく多いですが、よそ者にはなかなか情報が入ってきません。
地元の人と信頼関係ができればいい物件を紹介してもらえるかもしれません。
グーグルマップ(衛星写真とストリートビュー)とゼンリン住宅地図
これはなかなかハードルが高いやり方ですが、現地を訪れる時間がない人は、グーグルマップを活用する方法もあります。
ある程度住みたいエリアの目星がついてないと辛いですが、グーグルマップの衛星写真とストリートビューの機能を使って、行ったつもりになって探してみるやり方です。
人気番組の「ポツンと一軒家」方式ですね。
ストリートビューは対応していないエリアもありますが、かなり使えるので、これはなかなか楽しいですよ。
これはと思う家があったらそのエリアのゼンリン住宅地図を見てみます。
ゼンリン住宅地図には、そこに住んでる人の名前が表示されています。
家があるけど名前が書かれていない場合は空き家の可能性があります。
必ずしも空き家とは限りませんので、参考程度に考えてください。
空き家の可能性が高そうな場合、何らかの方法で所有者を調べます。
周辺に聞き込みをしたり、登記情報を調べたりして、自分で調べることもできるかもしれませんが、不審者と誤解されかねないので、地元の不動産屋さんにお願いするのが無難だと思います。
新築する場合
新築する場合は、まずは土地探しということになります。
条件のいい空き家を探すよりはハードルは低いように思えますが、土地だけみてそこに建つ家を想像するのはなかなか難しいと考える人も多いのではないでしょうか?
そのような場合、前にもご紹介しましたが、設計事務所や工務店に土地探しから手伝ってもらうのがおススメです。
土地とセットで建つ家を提案してくれるので、建った後の完成図がよりイメージしやすいと思います。
そのため、土地を買ったはいいものの、思っていたような家が建たないという失敗を避けることができます。
一生に一度といってもいい、大きな買い物なので、できるだけ失敗はしたくないですね。
中古住宅を購入もしくは借りてリノベーション
一方で中古住宅を買う、もしくは借りてリノベーションして住むという選択をする人も最近は増えているように思います。
先述しましたが、築年数が古い家は資産価値がないものとみなされるので、土地の値段程度で購入することができます。
土地の値段で家がついてくるので、一見お得なように思えますが注意が必要です。
特に床下の状態は良くチェックしておいた方がいいでしょう。
白蟻や床下の湿気で床下の構造材がボロボロになっていることもよくあります。
こうなってくると大規模な修繕が必要になり、新築するよりも結局は高くついてしまいます。
比較的状態が良くてもリノベーションするにはそれなりにコストがかかるので、よほど予算に余裕がない限りは、自分でできるところは自分でやるというぐらいのつもりで考えておいた方がいいと思います。
自分でリノベーションすることのメリットは、コストが安くなることだけではありません。
セルフリノベーションすることで、様々なスキルが身に付きますし、やろうと思えば大概のことは何とかなるということに気がつきます。
古い家はなにかとメンテナンスに手がかかりますし、このスキルと精神があればいざという時に対処することができるので心強いですよね。
古民家は最近の家とは地震への対処の考え方がまったく異なるのでご注意ください。
最近の家は構造材を金物で固定することで地震の揺れに抵抗する耐震構造になっています。
一方で古民家はいわゆる伝統工法と呼ばれる造りで、金物は使わずホゾなどで木材同士を繋いでいるだけなので、よく揺れます。
揺れに抵抗するのではなくて、柔軟に動くことで地震の揺れを吸収してやり過ごすイメージです。
このように地震への対処の考え方がまったく異なるので、現在の耐震基準で評価してしまうと古民家の耐震性能は失格になってしまいます。
古民家を診断してもらうときは、古民家の診断を専門とした実績豊富な専門家に見てもらいましょう。
また、地方の自治体は高齢化、過疎化による空き家問題に頭を悩ませている自治体が多く、空き家改修費の補助が出るところも多いので、事前にチェックしておきましょう。
工事が終わってから補助金を申請しても支給されないケースもあるので、工事業者と契約する前に、自治体の担当者と話をしておくことをおすすめします。
まとめ
さて、ここでは移住先での理想の物件の探し方をご紹介しました。
理想の物件との出会いは、まさに一期一会です。
それぐらい理想の地で理想の物件と出会うのは難しいことです。
物件探しにも色々な方法がありますので、移住を意識するようになったら、できるだけ早く物件探しに着手しましょう!
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